瞳を彩る魔法!カラコンの製造方法を探る
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おしゃれを楽しむアイテムとして人気のカラーコンタクト。
安全に様々なデザインを楽しんでもらえるよう、生産工場では
厳重な品質管理のもと、製品が作られています。
今回はカラコンがどのように作られているのか、その製造方法を簡単にご紹介します。
コンタクトレンズの製造方法って?
よく「サンドイッチ構造」や「キャストモールド製法」等と目にしますが、
実際何がどういったものかご存じですか?
今回は、初心者にもわかりやすく、カラコンの製法と構造について解説します!
まずは「製法」について説明します。
「製法」とは一般に「レンズを成形する方法」の事を指します。
キャストモールド製法(フルキャストモールド製法)
モールドとはいわゆる「鋳型」の事。
液状のレンズ素材を凹型モールドに流し込んだあと、凸型モールドを重ね合わせて成形します。
高品質で安定した製品が大量に作れるため、現在の主流なカラコン製法の一つです。
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セミキャストモールド製法
先ほど名前が出たモールド製法とほぼ同じではありますが、半面を切削する製法になります。
凹型モールドでレンズを成形した後、さらにレンズのフロントカーブ側(瞼側)を削り、
レンズをより薄く仕上げる製法です。大量生産には不向きです。
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スピンキャストモールド製法
液体のレンズ素材を回転する凹型モールドに流し込み、
遠心力を利用してレンズを成形する製法です。
身近なもので例えると、ピザ生地を回転させて伸ばすようなイメージです!
特徴として、フチ部をより薄く作ることができますが、着色が難しい為、
主にクリアコンタクトレンズ向けの製造方法です。
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コンタクトレンズの構造って?
続いて、「構造」についてご紹介します。レンズの着色方法は「構造」によって異なります。
「カラコンを使ってみたいけど、色が目についたらどうしよう…」と、ご心配の方も、少なくないはず・・。
是非「構造」を知って、安心してカラコンを使えるようにしましょう!
サンドイッチ構造
レンズにプリントをし、その上からレンズ素材を重ねることで、レンズ素材の間に色素を挟み込む着色方法です。
名前の通り、食べ物のサンドイッチと似た構造です。
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ラップイン構造
色素をレンズ素材でコーティングしてからレンズの中に浸透させる(埋め込む)製造方法です。
色素がコーティングされているうえ、素材内部に浸透させているので、色素が直接瞳に触れません。
サンドイッチ構造と比較して、レンズを薄く仕上げることができるので、
着け心地がよいと感じる人が多いです。
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プリント構造 ※弊社ではこの製法で商品を作ってはいません。
色素をレンズ素材でコーティングしてから、レンズの表面に直接プリントする方式です。
他の構造と比較して色素がはがれやすく、現在はほとんど採用されていない着色方法です。
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カラコンは安全に様々なデザインを楽しんでもらえるよう、
生産工場では厳重な品質管理の上、製品が作られています。
様々な製造方法をご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?
これからも皆様のカラコンライフを楽しく過ごせるように情報提供を続けてまいります!